JaSST `24 Tokyo参加レポート

こんにちは!モノグサでQAEをしている甲斐と申します。 2024年3月14日(木)、3月15日(金)に開催されたJaSST'24 Tokyoに弊社のQAEとTest Automation Engineerの6名で参加してきましたので、その感想をレポートします。

JaSSTとは

JaSSTはソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)が開催する、テスト技術力の向上と普及を目的としたソフトウェアテストシンポジウムです。2020年からはしばらくの間オンラインのみの開催でしたが、今年(2024年)からオンラインと現地でのハイブリッド開催となりました。 私は初日を現地で、2日目をオンラインで参加しました。現地の基調講演では会場の8割前後が埋まるくらい盛況でした。現地には現地の、オンラインにはオンラインの良さがあったので、ハイブリッド方式の開催がとてもよかったです。 現地で実際に講演者の声や空気を感じるのもよかったのですが、オンラインの特性を活用して例えばDiscordでわからない用語についてURLを貼ってくださる方がいたり、社内のSlackでその瞬間刺さった言葉の感想や各個人が課題に感じていて改善したいと思っていることを意見交換できたり、プロアクティブに講演を理解できる経験ができてよかったです。

社内Slackの様子

メイン会場の後ろにはスポンサーのブースがあり、あまりITのイメージがなかったChocozapさんがスポンサーとしてブースをされていてびっくりしました。私はアンケートに記入してロゴ入りグッズをいただきました、ありがとうございます!

タオルはけっこうな頻度で使わせていただいてます!

講演の感想

初めてJaSSTに参加したのですが、B3講演「QAエンジニアの〇〇UP!キャリア解剖で見える今どきの成長軸とは?」で言及されていた、「現場で得られるものは断片で、シンポジウムや勉強で断片を体系化する」という話がとても印象に残りました。 普段仕事の中であまり意識しておらず、自分のキャリアアップとはテストをうまくできることに終始していましたが、テストの作業はソフトウェアやサービスの先にいる顧客に満足のいく品質で届けるためという俯瞰的な視点が抜けていたなと感じています。

他にも社内ではこんな感想が出ました:

  • 両日オンライン参加だったが、社内slack実況もdiscordでのチャットも盛り上がっていたので楽しく過ごせた
  • 登壇者のトレンドとして、QAの存在価値(そもそも、なぜQAが必要なのか)をきちんと(どのような指標が満たされれば達成されるのか)定義しよう、という論調が多かった
  • 今回は全体的にQAは品質をリードする存在であると言う内容の話が多かった気がする
  • 勉強ではなく知識を得て使え、というお話がありましたがまずは知識を得る勉強が必要だと思いました。
  • プロセス改善を地道に進める話や品質の考え方のセッションが多くあり参考になった。

JaSST 2024 Tokyoの参加は、私たちモノグサのQAチームにとってとても有益な経験になりました。個人としてもチームとしても自分たちの仕事に対する視野が広がり、これから取り組んでいきたい課題に対する理解も深まったと感じています。次回も是非参加させていただきたいと思います!

JaSSTに参加された方は、各講演の録画が公開されてますのであらためて視聴してみてもいいかなと思います。JaSSTからの案内メールか、公式Discordの「総合案内」にURLがあります(URLは転載禁止のため案内だけにしております。)