
こんにちは、データエンジニアの田中です。
最近ミカンの皮をむくのが得意になりました。最初に思い切りを持って二つに割くとやりやすくなります。
ということで、本記事はモノグサAdvent calender2025の23日目の記事です。
今年のテーマは「未体験への挑戦」です。
本記事ではMonoxerのデータを使って「ひとはいつ未体験に挑戦するのか」について書いてみようと思います。
新たな一歩を踏み出すきっかけって実は些細なことなのでは?、意外な違いで継続できるかどうかが変わってくるかも?など、未体験への挑戦についてデータから描けるものがないかみていきます。
Monoxerにおける「未体験」とは
Monoxerは解いて憶える記憶アプリです。
ビジネスとしては未就学児から社会人まで幅広いユーザーを対象にしていますが、現在メインのユーザーは中高生で、学校や塾に契約いただき、生徒がMonoxerで学習する形が多いです。その場合、学校や塾で学んだことを記憶するニーズがメインですので、「未体験」とはやや言い難い気がします(もちろん挑戦ではあり、非常に意義があることです!)。
今回のテーマに沿うような行動がアプリ上にないでしょうか?実はあります。
Monoxerでは、アプリをダウンロードして皆がすぐに学習を体験できるように、「初期搭載無料Book」というコンテンツが用意されています。例えば、かな点字や百人一首、ウクライナ語などのコンテンツは(おそらく学校や塾で学習を指導されるケースは多くはないため)、ユーザーが自主的に見つけて学習してみるケースが多いでしょう。
今回の記事ではこれらの初期搭載コンテンツ(以下、「該当コンテンツ」と呼びます)の学習を題材に、「未体験への挑戦」についてデータから探っていきたいと思います。
ひとはいつ未体験に挑戦するか
まずは、該当コンテンツを初めて学習する瞬間にフォーカスをあてて、「いつ未体験に挑戦するのか」を見ていきます。
最初はベーシックなところで、時間帯(朝・日中・午後)で分けて見てみましょう。
新しいことを始めるというと朝のイメージがありますが、今回の結果では、該当コンテンツを初めて学習する時間帯は、普段の学習よりも朝に行う割合が若干少ないという結果になりました。
(以下、具体的な定義や数字はマスクしています)

また、平日か土日かで分けてみると、普段よりも、該当コンテンツの初回学習をしやすいのは土日のほうだと分かります。

学校や塾では、授業のなかで明示的にMonoxerの学習を促すケースもあり、そこで該当コンテンツの初回学習をする可能性は低いため、いつもと違うタイミング(土日)でアプリを開いたケースが多いのではないかと推察されます。
では次に、「その時のアプリ利用のなかで該当コンテンツを初回学習するタイミング」を見ていきます。
アプリを開いたものの、なんとなくやる気が起きなくて該当コンテンツを開いてみるようなケースが多いのか、それとも普段学習しているものをある程度まとまった時間解いたあとに、気分転換としてアプリ内のほかのコンテンツとして該当コンテンツにたどり着いたケースが多いのでしょうか。
これに関しては、該当コンテンツを初めて学習した日、その前に別のコンテンツを何回学習していたかを見てみます。

その日の最初の学習として該当コンテンツを解いているケースもあれば(0回)、別のコンテンツを学習した後に該当コンテンツを解くケースもありそうです(1回以上)。
個人的にはアプリを開いたもののやる気が起きない際に他の場所を漁ることが多いので、6回以上別のコンテンツを解いたあとに該当コンテンツに挑戦する層がこれだけいるのは少し意外な結果でした。
未体験への挑戦は継続されたか
ここまではいつ該当コンテンツの学習に着手するのか、という観点で見てきました。
記憶として定着させるためには、単に一回だけ学習するのではなく、それを継続することが重要なのは言うまでもありません。
そこで、該当コンテンツの初回学習を終えたあと、そのコンテンツの学習が継続されたかどうかという切り口でも見ていきたいと思います。
上記と同じように時間帯や曜日で見てもあまり面白みはなかったので省略しますが、「いつもと同じ時間帯に初回学習を行ったかどうか」で比較すると、いつも勉強している時間帯とは別の時間帯に初回学習を始めたユーザーのほうが、やや継続的に該当コンテンツを解いていただけるようでした。

ちなみに一番継続していたケースに多かったのが「普段は夜の時間帯に最も学習しているユーザーが、朝の時間帯に該当コンテンツの初回学習を始めた」ケースだったので、新しいことを始めるのに適しているタイミングは朝、というのは一理あるのかもしれません。
続いて、先ほど円グラフで示した「該当コンテンツの初回学習前に、別のコンテンツを何回学習したかの人数比」について深掘り、その後学習が継続されたかを比較してみます。全体的には、アプリを開いて最初に該当コンテンツを解いたケースよりも、他の学習を何度かした後に該当コンテンツを解いたケースのほうが継続日数が多くなっています。

また、少し不思議なことに、1〜5回と6〜15回では前者のほうが継続的に学習いただいているという結果になっていました。
今回の簡単な集計だけでは多くのことは分かりませんが、もしかすると初回学習したときの疲れ具合や集中力によって、その後の継続率に違いがでている、といった傾向があるのかもしれません。
終わりに
ということで、今回はMonoxerの学習データから「未体験への挑戦」について見てきました。
実は私はモノグサに数か月前に転職してきたのですが、全人類がいきいきと人生を送れる社会となるように貢献していきたいという思いが転職のきっかけでした。
当社の行動指針の1つである「未体験への挑戦」は、自分たちがそれを体現するだけではなく、それを後押しするという意味でもすごく素敵だなと思っています。
今回分析の対象としたコンテンツを解いてもらうことがサービスの目的ではないですが、このような示唆をよりよい学習体験の設計のために生かしていければと思います。
実は今回紹介したコンテンツはアプリをダウンロードすれば誰でも無料で学習できます。
ぜひ解いてみてください!
また、モノグサ株式会社では一緒に働く仲間を募集しています。少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひお話しましょう!